病気の経過など
退院してから約二ヶ月が経過。手術をしたときから通算すると二ヶ月半が経過する訳だが、全くもって健康そのもの。。今となってはかなり昔の出来事だったような気がするのだけれど、そう思えるのも、今現状がこんなに元気に回復しているからだね。きっと。
さて、困ったことも実はあって、
1・嗅覚が戻っていない
2・縫合部から毛が生えてこない・・・
な感じ。
嗅覚は気にしなければ気にならないのだけれど、ちょっと怖い部分もある訳で。ガスのにおいや、何かが焼けている臭いに全然気がつけない訳で。下手すると死ぬよなぁ。。。
先生曰く、徐々に戻りますよというのだけれど、今認識できるのは
・ジャスミンティーの香り
・バブの「ゆず風味」のお風呂
・パクチー
の3種類のみと、なんとも偏ったものばかり(ていうか役に立たないものばかり・・・)だなぁ。
まぁいつ戻るかはあまり期待しないとして、今チャレンジしてみようと思っているものがあって、
・ジンギスカン(つまり羊の肉)
・ドリアン
・くさや
ジンギスカンに関していえば、今まで避けまくってきた食い物だけれど、多分今なら喰えるんだろうな。ドリアンと「くさや」は、この世で一番臭い食べ物として有名な訳で、まぁ今であれば多分普通に喰えるんじゃぁないかとwww。
縫合部から毛が生えない件については、まぁ仕方ないなぁ。。エグザイルみたいと納得すればよいのだろうけれど、そういう年齢でもないし、そもそも、もっと幅が広いわけで。
この前の日曜日、OverTureの店長さんに相談をして、傷口が目立たないような色に髪の毛を染めてもらいました。ありがとうございました〜。
まぁまぁ、なんだかんだと言っても、総合的にはいい感じ。うん。
退院後、初の通院
退院してから約一月経ったわけだけれど、手術の経過を確認するためのMRI検査。久しぶりの病院は懐かしいのだけれど、手術の時の怖さが蘇ってきて、凄く複雑な気分。(ちなみに喫煙所が撤去されてました。今年の一月から敷地内全面禁煙らしく。)
結果は凄く良好。
退院してから初めて自分の頭の内部(MRIの写真ね)を見たのだけれど、確かにそこに在ったはずの髄膜種は跡形もなく消え去っている。手術って凄いなぁ。
動脈瘤のクリッピングも全く問題ないと言うことで、至って経過は良好。良かった良かった。
次回は3月の下旬に再度MRI検査。ちなみに髄膜種は再発性が在るらしく、10%前後の確率でまた腫瘍が出来ることがあるそうで。
入院でお世話になった婦長さんや看護師さんにお礼に行ったのだけれど、残念ながら顔見知りの人は皆さん夜勤と言うことで、お会いできませんでした。
また3月にでも。
ウサギの目
まだ目の充血が取りきれない。。。
これでもだいぶ白い部分が戻ってきてはいるものの、まるでウサギの目のように真っ赤っか。
顔の腫れはもう殆ど無く、頭痛はちょっと残っている。目の充血さえとれてくれれば、外見は普通の人に戻れると思われ。
それにしても平和だなぁ。病院の中はやっぱり拘束感というか、一種独特の雰囲気があって、まぁ病気菜訳だから仕方がないのだけれども、退院してみると、開放感というか自由の身がこんなに良いものと再度認識するわけで。
退院しました!
12月21日午前中、無事に退院できました。皆様、色々とご心配をおかけしてすみませんでした。入院から手術、その後の回復へと、約17日間の入院となりました。頭を開いて、7時間にも及ぶ手術の割には、ずいぶんと早い退院で自分が一番驚いています!
ウサギのような目の充血と、若干の頭痛を除いてはすこぶる順調で、病院の先生や看護婦さん達からも、スゲー快復力と褒められました(笑)
写真は病院の方からのメッセージカード。「吉尾さん、退院おめでとうございます!! いつまでもニコニコ笑顔の吉尾さんでいてくださいね★ 2007.12.21 13F東スタッフ一同より」と。
そんなに締まり無く、ニコニコはしていなかったと思うんだけどなぁ・・・。
年内は就職活動、年明けからはバリバリと仕事が出来るように着々と準備を進めて参ります!
お世話およびご心配をいただきました方々へ、順次ご挨拶に伺いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
本当にありがとうございました。
抜糸完了!
本日、朝の回診で縫合している金属を全て除去(つまりは抜糸完了)。写真のようなホッチキスの針状のものが、合計で60本あまり・・・。傷口の大きさを物語っていた。
抜糸自体はそれほど痛くはないものの、パチンパチンと何時になったら終わるんだと言うくらい連続で外してゆくので、握った拳を所在なさげにさすったり、手首を握ったりと、意味不明の行動で全ての針を除去するまで堪え忍ぶ。
それにしても先週月曜日の手術から約1週間で、全ての金属を取り除いちゃうのはちょっと不安だなぁ・・・。またパカッて開かないんだろうか・・・・。
先生曰く、明日からシャンプーもオッケーということなので、退院へ向けて徐々に指折り体制に入っているものと思われ。
最愛の子供達と
日曜日、悠希と悠花がお見舞いに来てくれた。
ちょっとした頭痛を除けば、体調はすこぶる順調。月曜日には開頭部を縫い合わせている金属(ホッチキスのようなものらしい)が半分外れるらしい。
こうして子供らと写真を撮れることが、凄く幸せで、しばらく考え込んでしまった。
手術前夜、最後のブログを更新した後、念のために最愛の子供達をはじめとして、近親に対しての手紙を書いた。さすがに今回ばかりは、もしかしたら戻ってこれないかなぁと言う恐怖心やら、このタイミングでお別れになっちゃったとして、父親を失う悠希や悠花が不憫でたまらず。
実際問題、その手紙が読まれなくて本当に良かったと思うのだけれど、どのようなチャンスでそうなるか判らないけれども、ちゃんと自分を取り巻く関係や問題点を見直すことは凄く必要だと痛感した。
無事帰還・・・・
皆様。ご心配をおかけしましたが、手術後の経過も順調で、今のところ何の不安もなく、四肢もクネクネ動き、タッチタイピングも忘れておらず、人との会話に不安を覚えることもなく、こうして生きてかえってこれました。ありがとうございます。
今日はこの病院の付属看護学校の生徒さんによるクリスマスセレモニーが執り行われ、病室が一気に明るい雰囲気と暖かい気持ちで溢れかえりました。
手術の開始が12月10日(月)9:00頃、約7時間くらいの手術を経て、ナースセンター傍の処置室で一晩特別観察対応となり、一般病棟へ戻ったのが火曜日の夕方付近。それから唸るわけでもなく痛がるわけでもなく、寝ているような、起きているような不思議な感覚で、やっとのこと、水曜日のお昼ぐらいから、普通の感覚が戻ってきました。
難点といえば、頭部の手術ということによる後遺症で、両瞼が喧嘩の後のようにアオタンの状態で、視野が異常に狭いこと、これは先生曰く、数日で引いてしまうので全く心配はないということで、この腫れが退き、頭部の抜糸がすめば速やかに退院できるであろうとのお話もいただきました。
ちょっと心配なのが、やはり「においの感覚」が戻ってきていないという点。これは嗅覚神経の真上にある腫瘍を取り除く際、神経も一緒に取り除かなければならない、という事前の認識もあったのだけれど、いざこうして、ご飯やCoffeeを目の前にして、その香りが全くしてこないというのは、凄く不思議な感覚。
もっとも、取り除いたのは片側の嗅覚神経のみで、もう片方は完全に残っている状態なので、そのうちに半分は戻ってくるでしょうとのこと。
まぁ動脈瘤とか髄膜種とか、そういった次元の怖い話に比べれば、においがないなんてチャンチャラ平気だと思う今日この頃。
先生曰く、あまりウロウロしないようにとのこと。
そんなに動き回っているわけではないのだけれど、脳のドレンも尿のチューブも点滴の針も、つまりは身体には何もつながっていない状態で、今は手術前と同じ身軽さな訳で、これで動き回らなかったら罰が当たるよね。。。
何にせよ、ご心配をおかけしてすみませんでした。
このタイミングで、かなり精神的にも肉体的にもバッチリですので、年明けからはまたばりばりと仕事が出来そうです!!!
そしてスキンヘッド
ついにスキンヘッド。病院内にある理容店を看護婦さんに予約してもらい、15:00から開始。スキンヘッドは簡単にすむかと思ったら、理容師さん曰く、しっかりとカミソリで毛を剃るので、ふつうの利用に比べてもそんなに簡単ではないとのこと。う~ん、確かに。
いろいろと話をしていて面白かったこと。
病院内の理容店ということで、すでに親子二代でこのお店を経営してきていて、お父さんはもうすぐ引退とのこと。次の代には理容店は継がせないと言うこと。
入院中の患者さんの髪の毛を切りに、病室まで出張することがあると言うこと。
北野たけしが交通事故の際に入院して、お見舞いのたけし軍団のなかの井手らっきょと話をしたのだが、凄く良い人だったとのこと。ちなみに井手らっきょは自身の頭(スキンヘッド)は電気シェイバーでメンテナンスをしているということww。
一番辛かったのは、生後一ヶ月の赤ちゃんの頭の手術をするために、保育器に入っている赤ちゃんの頭の産毛を剃ったこと、などなど。
それにしてもスキンヘッド、夜風が気持ちよいです。見た目を気にしなければ快適かも。初めて見た自分の頭の形、案外ふつうでした。もっとゴツゴツしているかと思った。
土日は検査も診察もないということで、外出が許可された。いよいよ月曜日は午前中から手術。この土日は悠希と悠花と思いっきり遊ぼう。
入院二日目
入院二日目。
本日のメニューは
・MRI
・輸血のための血液検査
とたったの二つ。。。
時間は沢山あるようだけれど、PCをいじったり本を読んだりしていると、自然と消灯時間になっちゃうわけで。まぁ入院ってこんなもんでしょうね。
参ったのが、隣の手術明け一日目の人の回診での出来事。
朝の8:30くらいから回診が始まるのだけれど、隣の診察が始まるやいなや、先生が『じゃぁ頭のドレン抜きますよ!』
はぁぁ???? 頭のドレンって何だよ????
カーテン一枚を隔てた向こうは、惨劇さながらの模様。。
ドレンを抜くのって凄く痛いらしい。。。
先生『じゃぁ抜きますねー』
患者『イテテテ….ギャーー死ぬー』
先生『う・ご・か・な・い・でーーーーあ・ぶ・な・い・よ・!!!』
先生『(助手に向かって)顔と頭押さえて!アゴ固定して!』
助手『はっ、はい!』
先生『(助手に向かって)もっと強ーーーーくっ!!!』
助手『はっ、はい!』
助手『ごめんねぇーーーすぐ終わるからねーー』
患者『ギャーー、ギャーー』
患者『先生!マジでやばいって・・・。痛すぎる!!!』
先生『動くと危ないよっ!また手術だよっ!』
吉尾『・・・・・・・』
先生『(助手に向かって)麻酔準備して!』
助手『はっ、はい!』
(想像) 先生麻酔注射打つ
プチっ!
チュー
患者『うー・・・痛すぎる・・・・。先生、死ぬようぅぅぅ』
先生『大丈夫、あと10分くらいだから!』
吉尾『・・・・・・・』
吉尾『・・・・』
吉尾『・・』
俺も同じことされるらしい・・・。終わったな・・・。
入院一日目
本日より入院。入院計画書によれば、12月30日が退院予定と言うことで、本当に年末ギリギリまでの入院生活となりそう。もっとも回復が早い場合には前倒しで退院できるらしい。
本日のメニューは
・心電図取得
・頭部および胸部レントゲン
・肺機能検査
・血液検査
・尿検査
と盛りだくさん。まぁ、どれも15分から30分の検査なので、さくさくと終わったけれど。
ちなみに手術方法について、簡単に説明があった。
なんとナント!スキンヘッドにはしなくても良いらしい・・・。をいをい。ソフトモヒカン→トラ猫脱色、と無茶したのに、実際に髪の毛を剃るのは、メスを入れる3cm幅×30cm程度なんだそう。。。うらら。
希望があれば完全に剃りますけれど、の問いかけに、すかさず「スキンヘッドで!」と答えたことは言うまでもない。。。それにしても最初に言おうよ。
葉月先生と会食
葉月先生と会食。
11月の初旬に一度お会いしているので、約一月ぶり。相変わらずお元気そうで何よりです。今回は先生のホームページリニューアルに向けてのデザインレビュー。ちょっと心配だったけれど、お気に召していただけたよう!
前回に手術のお話をしていて、スキンヘッドになることもお話をしたので、今回はなんと手編みの帽子を二つプレゼントしていただいた。本当に嬉しい。
自分も嬉しかったのだが、これを見た悠花が試着し、どうも気に入ってしまった模様(笑)。で、退院して髪の毛が伸びたら、悠花に譲ることに。
先生、親子二代で使わせていただきます!
SGIさんとディナー
SGIさんと代官山の「大吉」でディナー。
Webで病気のことを読んでいただいたらしく、ご心配を頂いて、お忙しい中ディナーにお誘いいただきました。
代官山の「大吉」、初めて行ったお店なのだけれども、その昔はEdge(と言うよりもSGIさん達ww)御用達のお店らしく、女将さんも「あのころは凄かったよねぇ・・」なんて言っているくらい通っていたお店だったらしく。
そういえば、出入り禁止のお店も多いですね。SGIさん。。
手術以降の事もご心配を頂き、仕事を紹介していただけるというお話も頂きました。有り難うございます。
考えてみたら、SGIさんにEdgeの面接をしていただき、採用していただいたからこそ、今の自分がこの業界で頑張っていられるわけで、そういう意味では人生の転機を与えてくれた恩人に等しい人。
チャンスを頂くばっかりで申し訳ないとも思いつつ、ディナーも奢ってもらってもっともっと申し訳なくなりました。。済みません。
この借りはいつか・・・。
「髄膜腫」と「動脈瘤」
夜中に眼が覚めて、酷い頭痛とめまい、風邪でもひいたのであろうと思って何日か会社を休む。これが9月の中旬くらい。
やっとの事で治ったものの、今度は打ち合わせ中に頭痛とめまい、目の前がギラギラとして強い眠気に襲われる。さすがに次の打合せには出席できずで、早退して家に帰り、ベッドに倒れこむ。これが9月の下旬。
そんな思いは初めてだったわけで、さすがに心配になって病院にてMRIの検査を受ける。数日後に検査結果が出て「前頭蓋底部に髄膜腫」及び「右中大脳動脈分岐部に動脈瘤」の疑いで、更に大きな病院で専門家の見解及び再検査を受けた方がよいとのこと。。
で、大きな病院へ紹介状を書いていただき、脳外科の専門家に話を伺うことに。再検査は3DCTと言われるもので、もっとはっきりと血管の状況を把握できるらしい検査。これが10月17日で、その診断結果が10月23日にでた。
当初の診断は正解で、「前頭蓋底部に髄膜腫」及び「右中大脳動脈分岐部に動脈瘤」は疑う余地もないらしく、先生曰く、この年齢での発見はラッキーと思った方がよい、くも膜下出血で亡くなる人も多いのだけれど、破裂しなくてラッキーだったね。。と。
まぁラッキーかどうかは別として、手術は絶対に行った方がよいと言うことで、年末に「パカッ」と頭を開けられてしまうらしい。。怖すぎる。。当然、スキンヘッドだよなぁ・・・。
会社にも迷惑をかけてしまったが、10月10日をもって取締役を退任、及び退職をした。手術で2ヶ月に渡って通院及び入院すると言うことが判っている以上、会社にとってもお荷物になるよね。普通。
病院代とか、生活費とか、そういうのを考え、更に退院後に再度仕事に就かなくちゃ、のためには少なくとも手術前には就職活動も済ませて、年内は仕事にフルコミットできません、と言う部分も理解していただける会社でないと、たぶん重いお荷物になってしまうわけで。
先生曰く、重労働でない限りは、普通に働いても問題ないとの事なので、11月はアルバイトをして当面をしのぐしかなさそう。頑張ってアルバイト探さないとね。更に年始からの仕事も。。。