病気の経過など
退院してから約二ヶ月が経過。手術をしたときから通算すると二ヶ月半が経過する訳だが、全くもって健康そのもの。。今となってはかなり昔の出来事だったような気がするのだけれど、そう思えるのも、今現状がこんなに元気に回復しているからだね。きっと。
さて、困ったことも実はあって、
1・嗅覚が戻っていない
2・縫合部から毛が生えてこない・・・
な感じ。
嗅覚は気にしなければ気にならないのだけれど、ちょっと怖い部分もある訳で。ガスのにおいや、何かが焼けている臭いに全然気がつけない訳で。下手すると死ぬよなぁ。。。
先生曰く、徐々に戻りますよというのだけれど、今認識できるのは
・ジャスミンティーの香り
・バブの「ゆず風味」のお風呂
・パクチー
の3種類のみと、なんとも偏ったものばかり(ていうか役に立たないものばかり・・・)だなぁ。
まぁいつ戻るかはあまり期待しないとして、今チャレンジしてみようと思っているものがあって、
・ジンギスカン(つまり羊の肉)
・ドリアン
・くさや
ジンギスカンに関していえば、今まで避けまくってきた食い物だけれど、多分今なら喰えるんだろうな。ドリアンと「くさや」は、この世で一番臭い食べ物として有名な訳で、まぁ今であれば多分普通に喰えるんじゃぁないかとwww。
縫合部から毛が生えない件については、まぁ仕方ないなぁ。。エグザイルみたいと納得すればよいのだろうけれど、そういう年齢でもないし、そもそも、もっと幅が広いわけで。
この前の日曜日、OverTureの店長さんに相談をして、傷口が目立たないような色に髪の毛を染めてもらいました。ありがとうございました〜。
まぁまぁ、なんだかんだと言っても、総合的にはいい感じ。うん。
SGさん、TYSMさんと(再び)夕食
SGさん、TYSMさんと、渋谷のスクランブル交差点の角にある「蛍の庭」という呑み屋さんで楽しい夕食。
手術成功のご報告と、長くお付き合いを頂いて色々とお世話になっているにもかかわらず、全然お返しが出来ていないのが申し訳なく、とり急ぎご挨拶とご報告ということでお時間を頂いた。
新しい会社のご報告とか、SGさんの会社のこれからのビジネスとか、色々とお話しが出来て本当に良かった。今後も末永くお付き合いできればと思う今日この頃。
ちなみにこの「蛍の庭」、どの辺りが「蛍の庭」なのかよく判らなかったのだけれど、トイレに行って納得。
トイレの壁にパラパラとグリーンのLEDが埋め込まれていて、ゆっくりと点滅していて、あたかも蛍のよう。
・・・・・。
もっと店内にも沢山埋め込めばいいのに。。。
退院後、初の通院
退院してから約一月経ったわけだけれど、手術の経過を確認するためのMRI検査。久しぶりの病院は懐かしいのだけれど、手術の時の怖さが蘇ってきて、凄く複雑な気分。(ちなみに喫煙所が撤去されてました。今年の一月から敷地内全面禁煙らしく。)
結果は凄く良好。
退院してから初めて自分の頭の内部(MRIの写真ね)を見たのだけれど、確かにそこに在ったはずの髄膜種は跡形もなく消え去っている。手術って凄いなぁ。
動脈瘤のクリッピングも全く問題ないと言うことで、至って経過は良好。良かった良かった。
次回は3月の下旬に再度MRI検査。ちなみに髄膜種は再発性が在るらしく、10%前後の確率でまた腫瘍が出来ることがあるそうで。
入院でお世話になった婦長さんや看護師さんにお礼に行ったのだけれど、残念ながら顔見知りの人は皆さん夜勤と言うことで、お会いできませんでした。
また3月にでも。
最愛の子供達と
日曜日、悠希と悠花がお見舞いに来てくれた。
ちょっとした頭痛を除けば、体調はすこぶる順調。月曜日には開頭部を縫い合わせている金属(ホッチキスのようなものらしい)が半分外れるらしい。
こうして子供らと写真を撮れることが、凄く幸せで、しばらく考え込んでしまった。
手術前夜、最後のブログを更新した後、念のために最愛の子供達をはじめとして、近親に対しての手紙を書いた。さすがに今回ばかりは、もしかしたら戻ってこれないかなぁと言う恐怖心やら、このタイミングでお別れになっちゃったとして、父親を失う悠希や悠花が不憫でたまらず。
実際問題、その手紙が読まれなくて本当に良かったと思うのだけれど、どのようなチャンスでそうなるか判らないけれども、ちゃんと自分を取り巻く関係や問題点を見直すことは凄く必要だと痛感した。
無事帰還・・・・
皆様。ご心配をおかけしましたが、手術後の経過も順調で、今のところ何の不安もなく、四肢もクネクネ動き、タッチタイピングも忘れておらず、人との会話に不安を覚えることもなく、こうして生きてかえってこれました。ありがとうございます。
今日はこの病院の付属看護学校の生徒さんによるクリスマスセレモニーが執り行われ、病室が一気に明るい雰囲気と暖かい気持ちで溢れかえりました。
手術の開始が12月10日(月)9:00頃、約7時間くらいの手術を経て、ナースセンター傍の処置室で一晩特別観察対応となり、一般病棟へ戻ったのが火曜日の夕方付近。それから唸るわけでもなく痛がるわけでもなく、寝ているような、起きているような不思議な感覚で、やっとのこと、水曜日のお昼ぐらいから、普通の感覚が戻ってきました。
難点といえば、頭部の手術ということによる後遺症で、両瞼が喧嘩の後のようにアオタンの状態で、視野が異常に狭いこと、これは先生曰く、数日で引いてしまうので全く心配はないということで、この腫れが退き、頭部の抜糸がすめば速やかに退院できるであろうとのお話もいただきました。
ちょっと心配なのが、やはり「においの感覚」が戻ってきていないという点。これは嗅覚神経の真上にある腫瘍を取り除く際、神経も一緒に取り除かなければならない、という事前の認識もあったのだけれど、いざこうして、ご飯やCoffeeを目の前にして、その香りが全くしてこないというのは、凄く不思議な感覚。
もっとも、取り除いたのは片側の嗅覚神経のみで、もう片方は完全に残っている状態なので、そのうちに半分は戻ってくるでしょうとのこと。
まぁ動脈瘤とか髄膜種とか、そういった次元の怖い話に比べれば、においがないなんてチャンチャラ平気だと思う今日この頃。
先生曰く、あまりウロウロしないようにとのこと。
そんなに動き回っているわけではないのだけれど、脳のドレンも尿のチューブも点滴の針も、つまりは身体には何もつながっていない状態で、今は手術前と同じ身軽さな訳で、これで動き回らなかったら罰が当たるよね。。。
何にせよ、ご心配をおかけしてすみませんでした。
このタイミングで、かなり精神的にも肉体的にもバッチリですので、年明けからはまたばりばりと仕事が出来そうです!!!
手術前夜
とうとう明日の朝から手術。さすがにちょっと緊張してきた。
手術の部位を間違えないように、実際に執刀をする先生とは異なる先生と看護婦さんがベットにやってきて、さながら指差し確認の勢いで声を掛け合いながら、耳たぶにマーキングをしていった。
確かに部位を取り違えでもしたら、関係のない方の頭を開けられちゃうわけで怖いよね。
同時に、輸血が必要になる可能性もあるということで、血液型を間違えないようにとでっかく「吉尾 学 B+」と書かれているリストバンドもはめてもらった。
あーー。とうとう明日、開けられちゃうんだなぁ。。怖すぎる。
先生の説明によれば、手術にかかる時間は約8時間・・・・。持ちこたえられるんだろうか。。。
入院二日目
入院二日目。
本日のメニューは
・MRI
・輸血のための血液検査
とたったの二つ。。。
時間は沢山あるようだけれど、PCをいじったり本を読んだりしていると、自然と消灯時間になっちゃうわけで。まぁ入院ってこんなもんでしょうね。
参ったのが、隣の手術明け一日目の人の回診での出来事。
朝の8:30くらいから回診が始まるのだけれど、隣の診察が始まるやいなや、先生が『じゃぁ頭のドレン抜きますよ!』
はぁぁ???? 頭のドレンって何だよ????
カーテン一枚を隔てた向こうは、惨劇さながらの模様。。
ドレンを抜くのって凄く痛いらしい。。。
先生『じゃぁ抜きますねー』
患者『イテテテ….ギャーー死ぬー』
先生『う・ご・か・な・い・でーーーーあ・ぶ・な・い・よ・!!!』
先生『(助手に向かって)顔と頭押さえて!アゴ固定して!』
助手『はっ、はい!』
先生『(助手に向かって)もっと強ーーーーくっ!!!』
助手『はっ、はい!』
助手『ごめんねぇーーーすぐ終わるからねーー』
患者『ギャーー、ギャーー』
患者『先生!マジでやばいって・・・。痛すぎる!!!』
先生『動くと危ないよっ!また手術だよっ!』
吉尾『・・・・・・・』
先生『(助手に向かって)麻酔準備して!』
助手『はっ、はい!』
(想像) 先生麻酔注射打つ
プチっ!
チュー
患者『うー・・・痛すぎる・・・・。先生、死ぬようぅぅぅ』
先生『大丈夫、あと10分くらいだから!』
吉尾『・・・・・・・』
吉尾『・・・・』
吉尾『・・』
俺も同じことされるらしい・・・。終わったな・・・。
入院一日目
本日より入院。入院計画書によれば、12月30日が退院予定と言うことで、本当に年末ギリギリまでの入院生活となりそう。もっとも回復が早い場合には前倒しで退院できるらしい。
本日のメニューは
・心電図取得
・頭部および胸部レントゲン
・肺機能検査
・血液検査
・尿検査
と盛りだくさん。まぁ、どれも15分から30分の検査なので、さくさくと終わったけれど。
ちなみに手術方法について、簡単に説明があった。
なんとナント!スキンヘッドにはしなくても良いらしい・・・。をいをい。ソフトモヒカン→トラ猫脱色、と無茶したのに、実際に髪の毛を剃るのは、メスを入れる3cm幅×30cm程度なんだそう。。。うらら。
希望があれば完全に剃りますけれど、の問いかけに、すかさず「スキンヘッドで!」と答えたことは言うまでもない。。。それにしても最初に言おうよ。