手術前夜
とうとう明日の朝から手術。さすがにちょっと緊張してきた。
手術の部位を間違えないように、実際に執刀をする先生とは異なる先生と看護婦さんがベットにやってきて、さながら指差し確認の勢いで声を掛け合いながら、耳たぶにマーキングをしていった。
確かに部位を取り違えでもしたら、関係のない方の頭を開けられちゃうわけで怖いよね。
同時に、輸血が必要になる可能性もあるということで、血液型を間違えないようにとでっかく「吉尾 学 B+」と書かれているリストバンドもはめてもらった。
あーー。とうとう明日、開けられちゃうんだなぁ。。怖すぎる。
先生の説明によれば、手術にかかる時間は約8時間・・・・。持ちこたえられるんだろうか。。。
入院二日目
入院二日目。
本日のメニューは
・MRI
・輸血のための血液検査
とたったの二つ。。。
時間は沢山あるようだけれど、PCをいじったり本を読んだりしていると、自然と消灯時間になっちゃうわけで。まぁ入院ってこんなもんでしょうね。
参ったのが、隣の手術明け一日目の人の回診での出来事。
朝の8:30くらいから回診が始まるのだけれど、隣の診察が始まるやいなや、先生が『じゃぁ頭のドレン抜きますよ!』
はぁぁ???? 頭のドレンって何だよ????
カーテン一枚を隔てた向こうは、惨劇さながらの模様。。
ドレンを抜くのって凄く痛いらしい。。。
先生『じゃぁ抜きますねー』
患者『イテテテ….ギャーー死ぬー』
先生『う・ご・か・な・い・でーーーーあ・ぶ・な・い・よ・!!!』
先生『(助手に向かって)顔と頭押さえて!アゴ固定して!』
助手『はっ、はい!』
先生『(助手に向かって)もっと強ーーーーくっ!!!』
助手『はっ、はい!』
助手『ごめんねぇーーーすぐ終わるからねーー』
患者『ギャーー、ギャーー』
患者『先生!マジでやばいって・・・。痛すぎる!!!』
先生『動くと危ないよっ!また手術だよっ!』
吉尾『・・・・・・・』
先生『(助手に向かって)麻酔準備して!』
助手『はっ、はい!』
(想像) 先生麻酔注射打つ
プチっ!
チュー
患者『うー・・・痛すぎる・・・・。先生、死ぬようぅぅぅ』
先生『大丈夫、あと10分くらいだから!』
吉尾『・・・・・・・』
吉尾『・・・・』
吉尾『・・』
俺も同じことされるらしい・・・。終わったな・・・。