乗鞍へ家族旅行
夏休みを利用して家族で乗鞍高原へ。悠希は残念ながら部活の合宿で志賀高原(これはこれで楽しそうで羨ましが。。)
宿泊先は「のりくらの宿 舞」。そんなに大きい宿ではないが、露天風呂や目玉である「囲炉裏端の食事」など、更に従業員さんもフレンドリーでとても心地が良い宿。リピート率高いらしい。(ちなみに無線LAN接続させてくれる点もポイント高し!)
さて、乗鞍は初体験なわけだが、見たいポイントは2つ。
ひとつはやはり上高地。マイカー規制があるため、クルマで沢渡駐車場まで、そこから先はバスで。ちなみに沢渡中駐車場(バスのりば)には、疲れた足を癒すのに最適な無料の足湯があってオススメ。
割りと朝の早い時間(それでも9時過ぎだが)にバスに乗ることができ、大正池から河童橋へ上高地自然研究路を歩くコースをセレクト(大正池⇒河童橋、もしくは河童橋⇒大正池のどちらかを選ぶのが一般的らしい)。
結果大当たりで、大正池の湖面に朝もやがかかっている美しい風景を見ることができた。
大正池を見るなら絶対に午前中の早いタイミングがオススメ。
大正池から河童橋に向かう途中にある田代池も神秘的な雰囲気。色彩のコントラストがパッキリしている風景を見るのも久々。写真では再現できない色彩。素晴らしい。
もう一つのポイントは(興味のない人はツマラナソウだが)、でっかいダム。
梓湖の豊富な水を利用して発電をするための奈川渡ダムを一度見てみたかった。コンクリート式のアーチ式ダムでは、日本で3番目の大きさを誇り、下端から上端までの高さはなんと155m。
本当はダムに併設の「東京電力梓川テプコ館」を見学したかったのだが、東電が残念なコトになっていて営業も中止しているため、トイレを借りるくらいしか出来ませんでした。あぁ残念。営業していれば、ダムの下まで降りれるんだよね。。
と、自然と人工の対極みたいなことを観察・体験できる乗鞍は最高に楽しい思い出になりました。
また行きたい。
HONDA × WIRED UNI-CUB体験試乗会 at 日本科学未来館
日本未来科学館で開催された「HONDA × WIRED UNI-CUB体験試乗会」に出席。
近未来の乗り物である「パーソナルモビリティー UNI-CUB」は、思った以上にスムーズな動きでちょっと感動!
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オリエンテーション編
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本田技研工業株式会社のUNI-CUB開発責任者の方と、WIRED JAPANの編集長が登場。なんとWIRED編集長はUNI-CUBに乗って登場!
お二方が演壇に着席し、目の前にUNI-CUBが放おって置かれているのだが、微妙にふらついている。大丈夫か?UNI-CUB?。
みんなが不安にならないように電源切っておけばいいのに、と余計な心配をしてしまう。。。(余計なお世話であったことが、その後に判明する。。ゴメンねUNI-CUB。)
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操作レクチャー編
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本田技研の開発のご担当者がUNI-CUBを目の前にして操作のレクチャー。
UNI-CUBは相変わらずフラフラと微動を繰り返している。
ご担当者は長い棒を持ちだして手のひらに立て、バランスを取る動作を実演。UNI-CUBが自立をしている仕組みを説明してくれた。
なるほど、倒れないように微妙に自身をコントロールしているんだね。偉いなぁ。ちょっとUNI-CUBがカワイく思えてきた。
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試乗編
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ついにその時がやってきた。
はやる気持ちを抑えつつ、UNI-CUBに乗車(着座?)。
慎重に片足づつ、ステップへ足を運ぶ。
地面から両足が離れても、全くふらつかず安定している。
この時点では、身体を傾倒していないのでどこへ向かうでもなく、その場で静止をしている。
普通の長足の椅子に座っている感覚とほぼ同じ。デキる子だなぁ、UNI-CUB。
【ご担当者の声掛けで、若干身体を前に傾ける】
身体を若干前に倒すと、スルスルと非常にスムースにUNI-CUBが滑りだす。
傾倒に従ってスピードのコントロールが可能で、身体をユックリ前に傾ければ徐々に滑り出し、徐々に傾けるに従ってスピードが上がってゆく。
この身体の傾きと速度の緩急が、意に沿った動作となってが実現できており、心地が良い。
速度のコントロールが意のままにできることの安心感を得るとともに、UNI-CUBを少し好きになりはじめる。
【緊張の一瞬。曲がること】
曲がりたい方向の脚の太ももの裏にちょっと体重を載せる感覚で、という指導を忠実に実践。
はじめは体重を載せすぎて、クイックなターンになってしまったのだが、2,3度曲がる動作を体験してみると、とてもスムーズに曲る動作を修得することができた。
パイロンを右へ左へ、意のままに行きたいところへ辿り着ける。自在にコントロールができるUNI-CUBがますます好きになる。
【担当者を押してみた】
自走は良いとして、例えば何かにぶつかったらどんな挙動に?というのが気になって、立っているご担当者の身体をUNI-CUBに乗車した状態でグーッと押してみた。
UNI-CUBはちょっと後進。しかも安定した状態で後進。
これはスゴイ。後ろに傾いて転ぶかとおもいきや、ちゃんと後進して自立の状態を保とうとしている。
偉いぞ!UNI-CUB。もうラブラブ。
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所感編
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ASIMOを開発したホンダだから、という安心感もあり、今回のUNI-CUBもかなりの完成度なんだろうな、という期待を全く裏切らない出来栄え。
自分の年齢と、一般的な運動能力を持っていることを考慮した場合、乗りこなせることは当たり前として、今回の試乗会に参加している広い年齢層の方々も苦なく乗りこなしている様を見る限り、その完成度の高さは市場に出しても問題のないレベルになっているものと感じた。
走る、曲がる、止まる、の基本制御のほか、障害物に当たった場合の挙動や、静止している状態の安定性など、非常に完成度が高く、ヒトとの調和・親和性が高い乗り物だと思う。
ただし、UNI-CUBの完成度の高さには満足するものの、それが活躍できるインフラが追いつく迄には、まだまだ時間がかるという懸念点も感じた。
つまり、バリアフリーを取り入れている公共の施設などでは活躍できたとしても、僕らが生活しているインフラは、まだまだ凹凸が多すぎたり、坂道が急すぎたり。
全てのヒトの住居がバリアフリー化しているわけでもなく、UNI-CUBの使い所が難しいと感じた。
UNI-CUBを「パーソナルモビリティー」と定義してしまった場合、その使い所が特定の建物やエリアであると限定された場合には、その魅力も半減してしまうと感じた。
日本のみならず、世界の産業を牽引する本田技研として、パーソナルモビリティーの開発もさる事ながら、インフラの整備・成長をも視野に入れた戦略、施策に大いに期待したい。